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主な対象疾患
【対象疾患】
  1. アレルギー疾患:気管支喘息、アトピー性皮膚炎、
    食物アレルギー、金属アレルギー、ラテックスアレルギーなど
  2. 小児膠原病:若年性特発性関節炎(若年性関節リウマチ)、全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎、混合性結合組織病、ベーチェット病など
  3. 免疫不全症:重症複合型免疫不全症、先天性無ガンマグロブリン血症、
    分類不能型免疫不全症など
  4. 呼吸器疾患:肺炎、気管支炎、細気管支炎、喘鳴性疾患など

【当科の診療の特色】
千葉県における小児の専門病院の一部門として、アレルギー、小児の膠原病、免疫不全症に対する専門的医療を行っています。また、地域医療支援病院として、近隣の医療機関からの入院依頼にもできる限り対応しています。
  1. アレルギー疾患について:標準的な治療をきちんと行うことを心がけています。気管支喘息では喘息日誌や喘息コントロールテスト質問票などを用いて患者さんの状態を把握し、それぞれの重症度に応じた治療を行っています。食物アレルギーに対しては年齢や検査結果の推移を参考にしながら経口食物負荷試験を行い、不適切な除去食療法を長く続けることのないように心掛けています。また、近年注目が集まってきた経口免疫療法(緩徐・急速)も治療に取り入れています。アトピー性皮膚炎に対しては、ステロイド外用薬と保湿剤の適切な使用とスキンケアの大切さを指導しています。


  2. 膠原病について:小児専門の整形外科、眼科、腎臓科などとともに総合的な医療の提供に努めています。必要な治療薬(ステロイド剤や免疫抑制剤など)を適切なタイミングで十分に使い、症状やQOLの早期改善が得られることを目指しています。成長に及ぼす影響や後遺症を最小限にすることも心がけながら治療を進めています。近年、炎症に関わる物質を選択的に抑制する生物学的製剤が登場したことによって、小児リウマチ治療は大きく進歩してきました。当院でも生物学的製剤を使用する患者さんが大分増えています。


  3. 免疫不全症:必要に応じて血液腫瘍科とも協力しながら治療にあたっています。


  4. アレルギー疾患を有する児の周術期管理:麻酔科、手術担当科に協力し、気管支喘息などのアレルギー疾患を有する児の周術期管理を行っています。


【教育施設として 】
日本アレルギー学会認定教育施設、日本リウマチ学会教育施設に認定されています
また、臨床研修病院として、臨床研修医の教育にも力を入れています。

治療実績

アレルギー科診療実績 2008年度
外来延患者数:6,135名(前年度比99%) 
外来新患患者数:506名(同109%)
入院患者数:301名(同107%)、
入院延患者数:3,061名(同117%)



表1.2008年度 新患患者疾患別内訳

アレルギー疾患

気管支喘息
wheezy bronchitis
食物アレルギー
アトピー性皮膚炎
アレルギー性鼻炎
蕁麻疹
食物依存性運動誘発アナフィラキシー
発疹・接触皮膚炎など
薬剤アレルギー
ラテックスアレルギー
アレルギー性結膜炎

150
136
75
38
12
7
6
4
3
1
1

免疫疾患

若年性関節リウマチの疑い
膠原病の疑い
シェンライン・ヘノッホ紫斑病
全身性エリテマトーデス
線維筋痛症

6
3
2
1
1

呼吸器疾患

咳精査
肺炎、気管支炎
上気道炎
気切症例
慢性肺疾患
副鼻腔炎
気管気管支軟化症
クループ
胃食道逆流症
アデノイド肥大症

6
5
5
3
2
2
1
1
1
1

その他

低出生体重児
その他

24
9

合計

506


前年比 109%  



表2.2008年度 入院患者疾患別内訳


アレルギー疾患

気管支喘息発作
食物アレルギー(FDEIAnを含む)
アトピー性皮膚炎
アレルギー性鼻炎(急速減感作を含む)
アナフィラキシー
難治性下痢症
薬物アレルギー

104
25
13
4
3
2
1

免疫疾患

若年性特発性関節炎
全身性エリテマトーデス
若年性皮膚筋炎
シェンライン・ヘノッホ紫斑病
家族性地中海熱
不明熱
膠原病の疑い
6
5
1
1
1
1
1

呼吸器疾患

肺炎、気管支炎
RSウイルス感染症
細気管支炎(RS陰性)
インフルエンザ
クループ
その他
39
29
8
4
3
4

その他

胃腸炎、川崎病など

46

合計

301


前年比 107%  




表3 アレルギー科通院中の小児膠原病患者(2010年5月現在)

若年性特発性関節炎 26
小児皮膚筋炎 8
全身性エリテマトーデス 9
HLA-B27関連関節炎 3
ベーチェット病疑い 2
混合性結合組織病 2
サルコイドーシス 2
CRMO(慢性再発性多発性骨髄炎) 2
好酸球性腸炎 1
反復性ぶどう膜炎 1
若年性サルコイドーシス疑い 1
サルコイド関節炎 1
シェーグレン症候群 1
家族性地中海熱 1
その他診断未確定膠原病など 3
合計 63



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