関東一円から多数の患者が訪れ、主に先天性股関節脱臼、ペルテス病、大腿骨頭すべり症、内反足、筋性斜頚、脚長不等などの疾患を治療している。肩・肘・手など上肢の疾患も千葉大手の外科と連携して積極的に治療している。側弯症は非常勤医による専門外来で対応。乳幼児における骨・関節の内視鏡手術では国内有数の実績を誇る。難治性疾患に対する臨床研究を活発に行い、その成果を海外の学会・雑誌で数多く報告している。
年間の外来数(新患)は約600例、入院患者数は200-300例、手術件数は200-300件である。手術件数として多いのは、先天性股関節脱臼やペルテス病に対する骨盤・大腿骨の骨切り術、内反足に対する矯正手術、脚長不等に対する骨延長術、若年性関節リウマチ・血友病・血管腫・化膿性関節炎・離断性骨軟骨炎などに対する関節鏡手術である。最近では骨内病変に対する骨髄鏡手術も行っている。手術をしないで骨形成を誘導する衝撃波治療は15年以上にわたる基礎研究を終え、千葉大整形外科と連携して臨床試験を開始したところである。常に最先端の治療を提供できる体制をとっており、国内外から多数の医師が研修に訪れている。
我々は、活発な学術活動なくして、最善の医療技術の提供はないものと考えており、精力的に国際学会に参加している。すがる思いで医学の進歩を待っている難治性疾患を患う患者に対し、誠意を持って診療を行うということは、うわべだけ優しく接する医療ではなく、世界における最新の情報を常に把握し、自らも最先端の治療法を追い求めて日々研鑽することではないかと考えている。
平成19年度外来新患数および実施した手術名・件数等
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外来疾患別新患数 |
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手術術式別分類 |
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| (計655例) |
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(計246件) |
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| 臼蓋形成不全・開排制限 |
92 |
1.外傷(骨折・脱臼) |
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| 外傷 |
78 |
観血的整復術(新鮮例) |
17 |
| 歩容異常 |
41 |
経皮的固定 |
8 |
| 先天性股関節脱臼 |
41 |
2.股関節疾患 |
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| 斜頚 |
39 |
骨盤骨切り |
21 |
| 腫瘍 |
36 |
経皮的スクリュー固定術 |
12 |
| 先天性内反足 |
30 |
大腿骨骨切り術 |
17 |
| ペルテス病 |
27 |
観血的整復術(先股脱) |
3 |
| 側彎症・脊椎異常 |
25 |
経皮的スクリュー固定術 |
5 |
| O脚・X
脚 |
23 |
3.足部疾患 |
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| 手疾患 |
23 |
距骨下全周解離術 |
5 |
膝疾患 |
16 |
アキレス腱皮下切腱術 |
25 |
肩・肘関節疾患 |
15 |
切腱術 |
1 |
下肢・足部変形 |
14 |
腱延長術 |
19 |
単純性
股関節炎 |
13 |
腱移行術 |
9 |
外反扁平足 |
13 |
イリザロフ法 |
9 |
脳性麻痺 |
13 |
骨延長術 |
3 |
骨・関節感染症 |
12 |
4.上肢・肩甲骨変形の骨切り術 |
3 |
若年性関節リウマチ・多関節炎 |
12 |
5.偽関節手術 |
9 |
脚長不等 |
10 |
6.斜頚の筋切り術 |
3 |
大腿骨頭すべり症 |
9 |
7.腫瘍切除 |
6 |
二分脊椎 |
7 |
8.骨延長術(+矯正骨切り) |
17 |
染色体異常 |
7 |
9.下肢変形の矯正骨切り術 |
16 |
成長痛 |
7 |
10.抜去術 |
41 |
腰椎疾患 |
6 |
11.関節鏡手術 |
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胸郭変形 |
6 |
股関節 |
3 |
環軸椎回旋位固定 |
5 |
足関節 |
6 |
骨系統疾患 |
5 |
その他の関節 |
3 |
代謝性疾患 |
5 |
12.その他 |
41 |
筋・神経疾患 |
4 |
注)複数個所同時手術は重複してカウント |
先天奇形症候群 |
4 |
分娩麻痺 |
4 |
先天性偽関節症 |
2 |
| その他 |
18 |
当院の特色を顕す手術方法・治療実績等
手術件数が多く、特に当科で豊富な経験を持つ術式としては、股関節疾患に対する骨盤および大腿骨の骨切り術、先天性内反足に対する距骨下全周解離術、筋性斜頚に対する筋切離術、二分脊椎症による足部変形に対する腱移行術などがあげられます。最近の進歩としては、骨延長術、関節鏡手術、イリザロフ法などがあげられます。
詳しくは千葉県こども病院整形外科のホームページ
(http://www011.upp.so-net.ne.jp/t-saisu/)へ
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